
2023年10月28日(土)
毎年、秋に行われるイベントとして『咲洲こどもEXPO2023』が、10月28日(土)と29日(日)の2日間にわたって開催されました。
このイベントは、行政・企業・学校が一体となり、コンサートやダンスフェス、知的好奇心を高めるワークショップといったさまざまなプログラムを実施しています。
そしてこの度、初日の28日にプログラムの一つとして『こども大相撲体験 さきしま場所』と題し、子供達に大相撲を体験してもらい、大相撲の魅力を知ってもらうイベントを開催しました。
イベント内容
このイベントでは、大相撲協会様より現役でご活躍されている、力士の一山本関、志摩ノ海関、勇磨関、行司の木村行宏さん、呼出の邦夫さん、そして二十山親方、阿武松親方にご出演いただきました。
そして、MCとしてイベントの進行を務めていただくのは吉本興業の「女と男」さん。
アシスタントを務めていただくのは槙 貴世さん。
子供たちに楽しく大相撲を知ってもらおうということで、様々な体験コーナーを用意しました。
・四股踏み体験
・呼出体験
・行司体験
・力士への質問コーナー
・トントン相撲
以下に各コーナーのレポートをまとめました。
四股踏み体験
力士入場
最初の体験コーナーとして、『四股踏み体験』が行われました。
力士と子供達で、一緒に相撲の基本となる四股を踏んでみようというコーナーです。
まずは一緒に四股を踏んでくださる一山本関、志摩ノ海関、勇磨関のお三方の登場です。

MCの女と男さんが、四股踏みの前にお一人ずつお話を聞いていくと…
一山本関は、「土俵よりも、こういったイベントの方が慣れてない分緊張する」
志摩ノ海関は、「子供が好きなので、このイベントは楽しみにしていました。」
勇磨関は、「小さな子供たちと触れ合うイベントは初めてなので楽しみです」
とコメントされていました。
子供たちと一緒に四股踏み
そして四股踏み体験の始まりです。
まず、力士の皆さんがお手本を見せ、その後実際に子供たちと一緒に四股を踏んでいきます。

その後のお話では、四股踏みはバランス感覚や足腰を鍛えるためにとても大事だということが話されていました。
呼出体験
呼出・邦夫さん登場
二つ目の体験コーナーとして、『呼出体験』が行われました。
呼出のお仕事の中でも重要な「力士の呼び上げ」に挑戦してみようというコーナーです。
このコーナーでは、挙手して選ばれた子供にステージ上で実際に呼び上げをやってもらい、うまくできたと判断されれば、豪華な大相撲グッズがもらえます。審査をするのは力士のお三方。
そして、こちらに登場していただいたのは「邦夫」さん。

邦夫さんは、呼出歴が32年にもなるそうですが、それでもまだ大相撲の世界では中堅だそうです。
呼出のお仕事をしていて良かったと思えるところを聞かれると、「巡業やイベントなどで日本全国いろいろな土地へ行くことができるのがとても楽しくて良い」と仰っていました。
子供たちの呼び上げ体験
まずは、四股踏みと同様に邦夫さんにお手本を見せてもらいます。

邦夫さんは、この日は喉の調子が悪く、いつもの調子では声が出ないかもしれないと仰っていましたが、実際に聞いてみると、評判通りの伸びのある、まるでオペラのような呼び上げに会場は拍手喝采でした。
呼び上げのコツとしては、東を呼び上げる際は「ひが〜し〜」ではなく、「ひが〜いし〜」と、『い』を挟むことで、雰囲気が出て格好良く聞こえるということです。
呼出体験では、アシスタントの槙 貴世さんに案内されて、三人の子供たちがステージに上がり、それぞれ呼び上げを披露しました。
そして、見事三人とも審査に合格し、豪華大相撲グッズをGETでき、満面の笑顔で喜んでいました。
行司体験
行司・木村行宏さん登場
続いて三つ目の体験コーナーとして、『行司体験』が行われました。
土俵上での行司の重要な役割である「取組の仕切り」に挑戦してみようというコーナーです。
呼出体験同様、こちらのコーナーでも挙手して選ばれた子供にステージ上で実際に仕切りをやってもらい、うまくできたと判断されれば、豪華な大相撲グッズがもらえます。
そして、こちらに登場していただいたのは「木村行宏」さん。

木村行宏さんは邦夫さんと同じく、行司歴が32年にもなるそうです。
行司を目指したのは、大相撲の中継に映る行司を見ているときに、その身につけている装束がとても格好良いと思ったのがきっかけだそうです。
子供たちの取組仕切り体験
こちらも先ほどと同様、まずは木村行宏さんにお手本を見せてもらいます。

ステージ横のモニターに映し出された実際の取組のVTRを見ながら、それに合わせてお手本を見せてもらいましたが、木村行宏さんの生での裁き声はかなり迫力があり、実際に本場所で取り組みを見ているかのような臨場感が伝わってきました。
行司としての掛け声は、「のこった、のこった!」がよく知られていますが、他にも「よい、はっきよ〜い、よい!」などがあり、力士がお互い硬直して動かなくなった時は「進んで!」と言うそうです。
行司体験でも、同じく槙 貴世さんの案内で三人の子供たちがステージに上がり、それぞれ仕切りを披露しました。
そして、今回も見事三人とも審査に合格し、豪華大相撲グッズをGETでき、飛び上がって喜んでいました。
力士への質問コーナー
一山本関、志摩ノ海関、勇磨関のお三方へなんでも質問ができるコーナーです。
一山本関への質問。
Q「9月場所での優勝はどんな気持ちですか?」
A「優勝できるというのは、そう何度もないのでとても嬉しかったです。」
Q「好きな食べ物はなんですか?」
A 一山本関「枝豆。子供の頃から好きで、ご飯にかけて食べるほど好き。」
A 志摩ノ海関「白ごはん。食べる時はどんぶり5〜6杯食べます。」
A 勇磨関「果物。中でもマスカット(シャインマスカット)が大好きです。」
Q「勝負するときはどんな気持ちですか?」
A 一山本関「何も考えない。相手がどう出るかとか考えすぎると、違うことをされた時に焦ってしまう。」
A 志摩ノ海関「平常心を保って土俵に上がる。あれこれ考えると体が硬くなってしまうので。」
A 勇磨関「絶対に負けないという気持ちで頑張る。怖さもあるが、乗り越えられるよう一歩前に踏み出す。」
Q「体を大きくするためには何を食べればいいですか?」
A 一山本関「何を食べたかというより何回食べたかを意識してます。多い時で一日5回の食事。」
A 志摩ノ海関「よく食べてよく寝るのと、毎日牛乳2リットル飲む。」
A 勇磨関「好き嫌いをせずになんでも食べること。」

親方のご挨拶
質問コーナーが終わると、二十山親方と阿武松親方がご来場の方へご挨拶にステージへ上がられました。
二十山親方「今日は皆さん楽しんでいただけているようで良かったです。」
阿武松親方「こういったお客さんと間近で触れ合えるイベントは少ないので開催できて良かったです。」
また、来年の三月場所の見どころもお話されおりました。
「貴景勝関や勇磨関などの関西出身の力士は声援が大きい分頑張ると思います」とのことです。
大阪に来た時に何を食べるか聞かれた際には、二十山親方は「たこ焼きやフグを食べたい」阿武松親方は「まず食べたいのは551の豚まんが食べたい」とお話しされていました。
トントン相撲
このイベントの最後に力士とのトントン相撲対決が行われました。
トントン相撲をやりたい子供が手を挙げて、選ばれた子供がステージに上がります。
力士に勝てば、豪華賞品をGETできます。
そして最初の対決は一山本関。行司は木村行宏さんが務めます。
続いて志摩ノ海関の対決です。
そして最後に勇磨関の対決です。
力士の皆さんは本当に優しい方ばかりなので、子供に勝たせてあげたいという感じが伝わってきますね。
勝った子供たちも本当に嬉しそうでした。
総括
子供たちに大相撲を知って楽しんでもらおうという今回の企画。
ご来場いただいた皆さんや出演いただいた方々には終始笑顔が絶えず、各コーナー大いに盛り上がりを見せていました。
子供たちは力士、行司、呼出の一部分を実際に体験し、大相撲というものに触れる機会を楽しんでいる様子が、見ているこちらにも伝わってきました。
また、力士の方々への質問では、”普段の食生活”や”本場所の取り組みへの姿勢や考え方”なども知ることができたと思います。
このイベントを通じて、大相撲の魅力が多くの子供たちに伝えられ、素晴らしい体験となったことでしょう。
そして、このような子供たちとの触れ合いの機会が多くなっていけば、未来の大相撲の発展に寄与できることと思いますので、今後もこのようなイベントをできる限り開催していきたいと感じました。
最後に、ご来場いただいた皆様とご出演いただいた皆様に御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。